公明党神奈川県本部・夏季議員研修会が開催され、第一部で青年局主催の「ブラック企業問題」についての研修を行いました。
講師は、NPO法人POSSE代表理事、ブラック企業対策プロジェクト共同代表で一橋大学大学院社会学研究科 博士後期課程在籍の今野 晴貴氏でした。(専門は労働政策、労働社会学)
違法でない労働条件(正社員)で若者を働かせながら、若者を使い捨てる企業の実態について学ぶ機会となりました。
少子高齢化で高齢者や女性もしくは、移民についての労働力が議論されている中にあって、使い捨てにされる若者たちについて、実例を紹介していただきながらお聞きいたしました。
このままでは「国滅びてブラック企業あり」というような状況にもなりうること、また犠牲となり、心身を病んだ若者の治療費等は、我々国民の税金で賄う現状についてお話しいただきました。
私たち日本人の企業についての忠誠心を利用するようなブラック企業に対しては、断じて許さないとの思いであらゆる角度から対処すべきことが必要とのことでした。