2014年6月15日日曜日

我が国の金融政策

 横須賀市内で行われました、日本銀行横浜支店長 竹澤秀樹氏のご講演を拝聴しました。

 
概要をお伝えいたします。

現在の金融政策は、ご案内の通り、従来とは次元の異なる、量的、質的金融緩和です。

目標としては、

物価安定の目標「2%」(消費者物価指数前年比)
達成期間は「2年」を念頭にできるだけ早期に
マネタリーベースを2年間で「2倍」に
国債保有額・平均残存期間は2年間で「2倍以上」に


2%の物価安定の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで量的・質的金融緩和を継続するとのことでした。
その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行っていくようです。

消費税増税率引き上げ前の駆け込み需要の「山」は高かったが、反動の「谷」は浅いとみていいのではとも仰っておりました。
雇用・所得環境の改善するもとで、個人消費は堅調を持続できるとみてよいとのことでした。
企業の設備投資もゆるやかながら増加している。と言われておりました。


将来に向けて

中長期的な成長力のために必要なことは、以下3点だそうです。

①企業における前向きな設備投資
②女性や高齢者の
③規制・制度改革による生産性の向上

以上です。